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第12話:指導者はどれだけ「自院理念」を熟知しているか

[2015/03/24]

沈丁花の薫りと共に春分の日が過ぎて、桜の開花宣言。
柔らかな花の色が、出会いと別れの季節に、一層興趣を添えます。

貴院におかれましては、新年度に向けて、着々と準備を整えていらっしゃる所でしょうか。

さて、前回〜貴院「オリジナル」であること〜において、新人教育では、他院にはない、自院独自のシステム構築が欠かせない、と配信しました。

前回述べたとおり、入念な準備と適切な育成に必要な要素について 
3つの事項があります。

1.自院オリジナルの新人教育用システム 
2.新人指導者の選任 
3.新人指導者のコミュニケーションスキル、ティーチングスキル、コーチングスキル

今回は、2.「新人指導者の選任」について提言をしていきたいと思います。

まず初めに、新人育成指導者として

1.貴院理念を熟知していること 
2.理事長、院長の考えや想いについて、理解、共感し、それを具現化した人材であること

この2点は重要なポイントです。

以前、あるクライアント先で院内上層部が集結し、理念に沿うマニュアルを作成することに携わった際、下記のような言葉を、ある部署長が発した。

「毎朝、朝礼で『病院理念』を唱和しているが、この理念の言わんとすることを熟知しているかと言われたら、正直、直ちに“ハイ!”とは言えないことに、今、気づきました。」

このようなことは、稀なことではない。

かつて私たちが、中学生の折に唱えた、“To know is one thing, and to teach is another.”という格言は、見方を変えれば、あることを教えるためには、そもそも、それについて深く知っているのが大前提、とも考えられるのではないか。

つまり、知識をもつこと、そしてそれを他の人に伝えること、ふたつの乖離が、先の格言の意図するところであるが、その前に知識を、「知って識って」得ることが必要、ということである。

指導者がまずは自院の理念をどのように捉え、その上でそれを如何にして伝えるか。

そもそもその理念は、何のために、だれの為に、なぜ存在するのか。

理念の意図を、毎日口に出して、暗記するのではなく、その前に、理念を、 
理事長、院長の想いを、だれよりも深く会得し、その「体現者」たること。

自院の将来を担う新人たちを教育する、という重責を任された指導者を選ぶ際には、 
そのような資質があるかの見極めが、必要であると考えている。

指導者から新人へ、共に高め合う中で受け継がれた系譜こそが、 
貴院のより良い未来を創ると、確信している。

 

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