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第1話:医療費は過去最高を更新〜時代変遷にもう一歩、もう一段、病院経営を進めるために〜

[2014/10/14]

今、なぜ時代は改めて人材育成にフォーカスしているのか?
日経新聞朝刊に「人材はどこへ」という記事が連載されている。
このことは一般企業だけのことでなく、医療介護業界も同じ
昨今、サービス業になったと言われる医療現場
その医療現場も差別化にはやはり人材
我が国は世界でも有数の高齢化社会になり医療現場では多様化する患者様ニーズに対応力を余儀なくされている

この時代の変遷にもう一歩、もう一段 進むために
「プレミアム接遇提言!」と題して、病院理事長、病院長、はじめ看護部長、事務部長、病院経営をされている方々にむけて、組織運営においてなくてはならない人材育成に、そして医業継続にお役に立ちたいと応援コラムを配信してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

もうすでにご存じの方も多いと思いますが、10月8日厚生労働省は昨年(平成24年度)
国民医療費の総額が39兆2117億円になったと発表した。
6年連続で過去最高を更新し続けている。前年比1.6%
1人当たりの医療費 30万7500円
総額は増えているが最近5年間の2~3%の伸び率に対し、1%台に縮小はしている。
医療費の財源の内訳は
公費(国と地方)が15兆1459億(2.3%増)
国民、企業の負担が19兆1203億(2.0%増)
患者の自己負担は4兆6619億(1.7%減)だった。

医療費は過去最高を更新し続けているのに、患者自己負担は減っている
ここで、患者の自己負担が減っていることに注目したい。
圧迫された財源に、政府の目論見通り 医療費抑制に国民は運動する、または病院いかないようにするなど個々にあり、減少になったわけだが、今年4月から70~74歳の1割から2割の自己負担増、消費税8% 等 目に見えた窓口での支払いが増え負担が大きくなったことであろう。

そこでその負担率に見合った医療技術はもちろんのこと
対応する人、サービスへの要求は自ずと高まることになる。

よく、研修で話すことだが
ホテルの料金によって、安価なビジネスホテルでの対応とある一定の料金を越えたホテルとでは求めている対応が異なる。例えば、ホテル代によってチェックイン後荷物を部屋まで持って行ってもらうのは当たり前かそうでないか。そのサービスは対価で判断していることもある。

これまで窓口で1000円の自己負担だったのに
倍の2000円の支払いをする年金生活の中でのこの負担率は顕著になる。

これまで同様、診察をしてもらうだけでは充分な納得は自ずと薄くなり
安心で安全な環境と心地いい対応、よく診て欲しいと求めていくのは当然になっていく

最新の医療機器を導入して最高の医療技術を提供するにも
病状説明、対応するのはすべて「人」である。

今後ますます、医療費が高騰すると予測される過渡期
選択する病院基準は対応の良し悪しで判断する患者が増えていくと想定される。

今、なぜプレミアムな接遇を提案したいか
医療介護に携わる方々は、モノを扱う仕事ではない“生命”に関わる仕事を選び
医療者、介護者としてもともとヒューマンスキルが高い
接遇やコミュニケーションの重要性は頭ではよく理解できている。
しかし、その重要性を現場で実際に活かせている貴院スタッフはどのくらいだろうか。

安心で安全な医療環境を整え多くの患者様から支持され、地域になくてはならない一歩リードした病院経営
医療ミスを起こすことなく、健全な経営を目指すには
院長の想いがスタッフに伝わり、スタッフが自院の一員として誇りを持ち
スタッフはもちろん、スタッフの家族が何の戸惑いもなく自院を受診できる病院
そのような病院になり医業継承されていくことは理想ではないでしょうか。
現在、その理想を現実のものにするために接遇コンサルタントとして共に考え成果直結になる接遇を提案しています。

2025年の高齢者率が高くなり、千差万別なニーズとその対応に
タイトな医療業界に関わる皆さまへ
誰もが出来る仕事ではなく素晴らしい仕事であること
そして皆さまの存在がなくては今後の日本は成り立たないこと
このメッセージを発信し続けていきます!

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