ホーム > コラム > 第4話:医療現場の挨拶は『弁える感性』
第4話:医療現場の挨拶は『弁える感性』
[2014/11/25]
いつかは眼前で見たいと思っていた第一線で活躍するゴルフ選手のプレーと振舞い
先日、連休に宮崎で行われたトーナメントにてその機会があった。
ゴルフはマナーをもっとも重要視する競技
選手も観客も
弁えていた。
ショットを打つ瞬間、しんと静まる その空気感は何とも言えない。
そして素晴らしいプレー後には称讃の歓声が沸く。
医療現場の挨拶にはその弁え(わきまえ)が重要だということだ。
前回このコラムでマニュアル的なカタチを追求した挨拶では、心身病む方にどのくらい通用するのだろうかと示した。
弁えとは「人としての道理を承知している。」という意味である。
礼儀を弁える。場所を弁える。
この言葉が示すように、医療現場では瞬間瞬間に事象する相手の状態をいかに俊敏に捉え
「弁える」その感性が必要だ。
挨拶はなぜ、あるのか
挨拶はなぜ、するのか。
プレミアム接遇では、「なぜ なのか」を追求する。
「礼にはじまり、礼に終わる」ということわざがある通り
礼節はなぜあるのか
それはカタチだけなのか。
腰の高い位置で手を重ねたお辞儀をすることで実は相手に、逆に緊張を与えていることを察して考慮できたとしたら
医療現場はどのような環境なのか
その原点をまずは客観的に捉えてこそ、安心した状態を提供し安全な環境だと伝わる
医療現場は安心安全であることは大前提だ。
そして、患者にだけではなく 身近なチームではどうか。
より安全な医療を提供するためにはチーム間での挨拶がいかに重要か
「おはようございます。(今日もよろしくお願いします。)」
その短い言葉(挨拶)には互いの存在を認め合い尊重する、医療ミスを起こさない儀式だとも言えよう。
その弁えた 心かよい合う挨拶が継続して、院内に広がり伝わっていくエッセンスをプレミアム接遇では提案しています。
◆コラムの更新をお知らせします
コラムの更新をメールにてお知らせいたします。この機会にぜひご登録くださいませ。
最新のお知らせ
*医師向けの接遇研修 お問い合わせが増えています
一歩リードする医療機関では、接遇研修でも医師の積極的な参加が見られます。
卓越した医療技術を提供するにはやはり医師のコミュニケーション力や接遇応対が必須です。
医師・医師会接遇研修の詳細はこちらをご覧ください。
*「2015年 新入職員(社員)研修」お申し込み受付中
いち早く社会人として、選ばれる病院・企業のスタッフとして必要な基本的なビジネスマナーを実践型でわかりやすく、すぐに役立つ研修をご提案いたします。
詳しくはこちらをご覧ください。
*接遇コンサルティング・接遇研修のご感想
実施後のトップへのインタビューはこちら
研修参加者のご感想はこちら
- コラムのメニュー
-
- [2015/06/09]第15話:「一線を画すリーダー」〜こういう人材が欲しい!〜
- [2015/05/12]第14話:「この時期」だから、できること
- [2015/04/14]第13話:指導者として、どのような言葉を選択するのか
- [2015/03/24]第12話:指導者はどれだけ「自院理念」を熟知しているか
- [2015/03/10]第11話:貴院「オリジナル」であること
- [2015/02/24]第10話:採用した新人が永続勤務する育成とは
- [2015/02/10]第9話:影響力は「+−=0」ではない
- [2015/01/27]第8話:プレミアム接遇のエッセンスその1
- [2015/01/13]第7話:これぞ、「プレミアム接遇」の醍醐味!
- [2014/12/24]第6話:医療現場の接遇は『柔軟性は対応力』
- [2014/12/09]第5話:良い習慣は慣習となり、組織を動かすバロメーターになる!
- [2014/11/25]第4話:医療現場の挨拶は『弁える感性』
- [2014/11/11]第3話:医療現場の挨拶とは?
- [2014/10/28]第2話:プレミアム接遇の本質
- [2014/10/14]第1話:医療費は過去最高を更新〜時代変遷にもう一歩、もう一段、病院経営を進めるために〜