クリニックのマネジメント研修事例|院長理念の共有と多職種の一体感向上
【医療接遇コンサルティング第13回】
ご依頼日:2026年6月26日 / N耳鼻咽喉科医院様
今回は、継続的にサポートさせていただいている耳鼻咽喉科医院様での、第13回マネジメント研修事例をご紹介します。
日々の業務効率化のフェーズを越え、「どうすればより良い対応ができたか」という高い視点でのディスカッションや、院長先生の理念の再共有を通じ、クリニック全体の一体感をさらに深めた実践記録です。
■ 導入前の課題(ビフォー)
日々の終礼など短い時間では、現場の困りごとや意見を深めきれず、情報共有が不足しがちであることが課題となっていました。 また、スタッフが増え組織が成長していく中で、院長先生が目指す理念(安心感の提供・良心に基づいた判断)を改めて全員で共有し、再定着させる機会が求められていました。
■ 今回の研修アプローチ
継続コンサルティング第13回となる今回は、以下のポイントを中心に研修を実施いたしました。
-
「効率」から「質」への転換: 従来の「業務効率」を超えて、「患者様にとってより良い対応とは何か」を追求するディスカッションの実施。
-
院長理念の再定着: 院長先生の想いや信念を直接伺い、クリニックが目指す方向性を全職種で再確認する。
-
対話技術の習得(オウム返し・傾聴): 自分と他者の「当たり前(当然)」の違いを理解し、そのギャップを埋めるための対話スキルを深める。
■ 研修後の成果と解説(アフター)
医療接遇コンサルタント 福岡かつよのワンポイント解説
「以前の業務効率の議論を超えて、どう対応すればより良かったかを全員で話し合えるまでに組織レベルが上がった」と、ドクターご自身が実感されたことが大変素晴らしい成果です。院長先生の理念に触れ、ドクター同士での処置の質の均等化や、スタッフ同士での「相手の当たり前」に寄り添う姿勢が生まれ、クリニック全体が同じ目標に向かって力強く一体化しています。
■ 受講された皆様の変化(ご感想)
それぞれが気になった点や困りごとを発表し、全員が共有した上で解決に向けて話し合いができたことは有意義でした。
以前は効率や基本となる対応についての質問や議論が多かったが、今回それを超えてより良い対応はどうすれば良かったか?という議論ができた。
【医師】以前は効率や基本となる対応についての質問や議論が多かったが、今回それを超えてより良い対応はどうすれば良かったか?という議論ができた。 とても全体のレベルが上がっていることを実感し、嬉しかった。 中村耳鼻科として、どうなっていたいかを言語化して共有できたことで、一体感が深まるきっかけになった。 昔は理想でしかなかったことも現実になりつつあることがとても嬉しい。 「一人一人が自分の良心に従って考えて、患者に尽くすこと」と「ルールを遵守する」ことのバランスを意識しつつ、より全体としても個人的にもステップアップしていきたい。 研修後にドクター 3人で処置の質をレベルアップするべく均等化するべく 話し合いができてよかった。 以上です。いつも大変 学びが多く、基本に立ち返ることができます。本当にありがとうございました。
今回改めて気づかされたことは自分と他人の当然は違うということです。
【助手】今回改めて気づかされたことは自分と他人の当然は違うということです。 お話として出た「息子の状態を聞きたい母」「管理できない息子」の関係を聞いて、私は両方の状況に驚いてしまいましたが、この場合、母、息子を変えることができない。医療側が変わるしかないと思った時に、この思考がまた一つの進歩になのかな とも思えました。 「オウム返し」をするという言葉はマイナスイメージでしたが、今日の研修を受けてプラスの考えとして捉えられることに驚きました。 ただ、プラスの思考と捉えると念頭に置くと一つ一つの言葉を繰り返すことによって「自分の当然」をリセットして「相手の当然」耳に入れられるのは純粋に相手の言葉を受けられるような気がしました。(文章が分かりにくくなってしまい申し訳ありません) 福岡先生の豊富な経験談、院長先生の深い思いを伺えて、本日も実りある研修となりました。ありがとうございました。