病院の医療接遇ロープレ研修事例|多職種連携と情報共有の重要性

【医療接遇コンサルティング第5回 / 薬剤部ロールプレイング研修】
ご依頼日:2026年4月10日 / 医療法人T会 K総合病院様

今回は、総合病院様の「薬剤部」を対象に実施した第5回コンサルティング事例をご紹介します。
服薬指導において、単なる薬の説明にとどまらず、患者様の状態に応じた対応や、看護師等との事前の情報共有による「多職種連携」の重要性をロールプレイングで体得した実践記録です。

■ 導入前の課題(ビフォー)

患者様へ安全で安心な服薬指導を行うにあたり、単に薬の説明をするだけではなく、患者様の体調や精神状態に合わせた柔軟な対応が求められていました。 そのためには、服薬指導に入る前の看護師との事前情報共有の徹底や、患者様に伝わりやすいコミュニケーション技術の習得が課題となっていました。

■ 今回の研修アプローチ

今回は、薬剤部における具体的な場面を想定したロールプレイングを通じ、以下のポイントを中心に研修を実施いたしました。

  • 多職種連携の強化(事前確認): 指導に入る前に、看護師へ患者様の状態(体調や精神面)をヒアリングし、適切なアプローチを判断する。

  • 伝わりやすいコミュニケーション技術: 内容を反復して伝える技術や、一度に伝える情報を限定して患者様の負担を抑える工夫を学ぶ。

  • 情報共有の本質理解: 些細な情報でも、他職種にとっては対応を左右する重要な判断材料になることを共有する。

■ 研修後の成果と解説(アフター)

医療接遇コンサルタント 福岡かつよのワンポイント解説
ロールプレイングを通じて「自分にとっては小さな情報でも、他職種(看護師や薬剤師)にとっては対応やケアの判断を左右する重要な情報になる」という多職種連携の本質に気づかれた点が大変素晴らしい成果です。服薬指導時の言葉選びや負担軽減の工夫(反復や伝え方の限定)など、即現場で活かせる実践的な対応力が養われています。

■ 受講された皆様の変化(ご感想)

状態の悪い人や精神的に不安定な感情の対応をする際に、看護師に事前に情報を確認してから指導に入る。

【薬剤師】状態の悪い人や精神的に不安定な感情の対応をする際に、看護師に事前に情報を確認してから指導に入る。 →指導に入って大丈夫な患者か。確認をした方がいいか。

内容を繰り返すことで受け入れてもらう。

【薬剤師】内容を繰り返すことで受け入れてもらう。 一度に聞く内容を限定して負担をおさえる。

情報の共有というところに関して、自分では重要でないと思っていても別の職種にとっては対応が変わる事例があるという気づきがありました。

【事務】情報の共有というところに関して、自分では重要でないと思っていても別の職種にとっては対応が変わる事例があるという気づきがありました。