第22話:~今春の診療報酬改定を踏まえて~

ラ・ポール株式会社

新年明けましておめでとうございます。
初日の出から晴天に恵まれ、爽やかで瑞々しい年の始まりです。
本年も安心安全で人間力の高い医療現場にお役に立てるように配信してまいりたいと存じます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

いよいよ今春の診療報酬改定に
どちらの医療機関でも経営管理に力を入れているところだと拝察いたします。
国は、「地域医療構想」に向け、
2025年を見据え具体的な政策を打ち出し始めています。
大きく分けて下記4項目の確認が必須になってきたと考えます。

①健全経営(黒字経営)

②業務の効率化(システム構築・時間管理等)

③安心安全な環境整備(その後サービスの一貫性へ至る)

④人材育成(帰属意識の向上・医療者としてのやりがい・離職率低減等)

このような時代の変遷なのか昨年末は日本医療企画やDoctor's Files 等の医療専門誌を発行する出版社より、弊社の提供する医療接遇コンサルティング・接遇研修についての取材依頼がいくつかありました。

より一歩先の医療を目指していくには、他院競合との差別化もですが、時代のニーズに合った健全経営を核にチーム医療のコンサルティング構築が重要だと、私自身考えております。

例えば、人材採用後に手厚い教育を行い、直ちに現場でハイパフォーマンスな医療を提供してほしいと時間と経費をかけても、患者対応はもちろんのこと、チーム間での接遇やコミュニケーション力に自信がないと、予測したマンパワーの確保は難しくなります。

また、周囲も少なからず足並みが揃わないことにストレスを感じる。

医療技術と人材が有機的に結合してこそ、上記に示した①健全経営②業務の効率化③安心安全な環境整備 
それらすべてを計画通り進めることが可能になるのではないでしょうか。

専門性の高い医療現場。各々のクオリティを高めていくことはもちろんですが、やはり一人一人の努力の積み重ねの総和が、チーム力の高い医療現場です。

医療はチームワーク そのようなことは医療者なら誰しも言わずと理解できています。

しかし、その理解されたことは実際にはいかほど効果を発揮して、互いに尊重される医療現場を構築しているだろうか。 

国の政策に対応できるかは、貴院理念に基づいた人材の在り方が左右します。


いかがでしたでしょうか。皆さまのお役に少しでもお役に立てましたら有難く存じます。