第3話:医療現場の挨拶とは?

立冬が過ぎ、木々の装いが一層際立つ今日この頃です。
ほぼ毎日飛行機と新幹線にてクライアント様先へ移動、その時間を利用して機内、車内でこのコラムを書いています。

さて、先日お問合せがあり訪問した先での話、

「今春、接遇(ビジネスマナー)研修を開催したのですが、『まずは挨拶から』と研修講師から挨拶の仕方や名刺交換の仕方を学びました。
新人や若手は言われた通りにすることがベストだと思っているようで、カタチは良いのだけれども、現場でそのようなきれいなお辞儀をする場面は殆どないのです。
もちろん、お辞儀は重要ですがカタチだけではね~」と

ビジネスマナー研修でよく見かける、腰の高い位置で両手を重ね、脚先を少しずらして いわばモデル立ちのスタイルで 挨拶の角度(会釈15度、敬礼30度、最敬礼45度)曲げ方に意識した美しいお辞儀の仕方と察した。

確かに院長がおっしゃることはよく理解できる。
カタチから入ることは決して否定するわけではないが、
そのやり方だけで本当に医療現場に適切なのか? ということだろう。

弊社が提案するプレミアム接遇はその場面場面、つまり
一瞬一瞬に変容する患者に合わせた対応力を磨く内容である。

デパートの案内係や客室乗務員のようなお辞儀をしたとき、
Aいう患者は心地よく感じるかもしれないが、Bという患者は同じように心地よく感じるだろうか。

心身病む方に挨拶で伝えたい医療者の想いや意義は何だろうか

マニュアルに書かれたお辞儀の仕方は医療現場に本当に活かせているのだろうか?

そのような多角的な視点で考えることが出来るスタッフに成長することが出来るようになるために
適宜適切な対応力を提案しているのが「プレミアム接遇」である。

医療者は対応する相手がどのような状態かを察する力が、より良い医療を提供できることは言うまでもない。

カタチを追求しすぎたあまりに 肝心な「心」は・・・

貴院スタッフの挨拶は、心身病む方(患者)にどのような印象を与えてるのでしょうか?

なぜ、挨拶をするのか
その本質を理解してこそ価値は見いだせる。

では、その本質とは・・・(次号へつづく)


いかがでしたでしょうか。皆さまのお役に少しでも立てましたら有難く存じます。


*クライアント様サイトやFacebookページでもご紹介いただいています

接遇コンサルティングに伺っているクライアント様のホームページやFacebookページで実際の模様を続々ご掲載いただいております。
弊社サイトでも掲載ページをご紹介しております。
Facebookページはこちら

*「新入職員(社員)研修」お申し込み受付中
いち早く社会人として、選ばれる病院・企業のスタッフとして必要な基本的なビジネスマナーを実践型でわかりやすく、すぐに役立つ研修をご提案いたします。
詳しくはこちらをご覧ください。

*接遇コンサルティング・接遇研修のご感想
実施後のトップへのインタビューはこちら
研修参加者のご感想はこちら